大阪府堺市美原区黒山にある5世紀中頃築造と考えられる全長114mの前方後円墳。国の史跡に指定され、竪穴式石室や円筒埴輪列が実物大で復元されている。石室の天井石は、廣國神社に鎮座しています。
古墳時代の中期（5世紀中頃）に周辺を勢力圏としていた豪族の丹比（たじひ）氏によって築造されたと考えられている。また、戦国時代には砦として利用されていた。
前方と後円に石室があり、前方部は、24箱の甲冑や武具が出土され、副葬品のみ納められた石室と考えられます。明治に仁賢皇后陵と一時認定された経歴もあります。出土品は、みはら歴史博物館に収蔵・展示されています。