岩橋千塚古墳群とは

和歌山市の東部に位置する岩橋千塚古墳群は、総数850基超もの古墳を擁し4世紀末から7世紀にかけて造られた全国でも最大規模の群集墳です。
この古墳群は、豪族「紀氏」と考えられており本拠とした紀ノ川下流域は、その河口部「紀伊水門」が渡来文化流入の窓口としての役割を果たし大和盆地へ通ずるルートの一つとして政治上も重要な役割をもっていたと考えられます。
北方の鳴神地区には花山支群が、南方の岡崎地区には井辺八幡古墳支群があります。
また、入口として和歌山県立紀伊風土記の丘は、国の特別史跡「岩橋千塚古墳群」の保全と公開を目的として1971年8月に開館し、考古資料・民俗資料を中心とした県立の博物館施設(登録博物館)があります。

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参考資料8より