神武天皇
代数 天皇名 御陵名 御父 御母
第1代 神武(じんむ)天皇 畝傍山東北陵 彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊 妃玉依姫命

『日本書紀』での名は神日本磐余彦天皇。 『日本書紀』・『古事記』によれば天照大御神の五世孫であり、日向から大和国への東征を行い畝傍橿原宮に都して、日本国を建国したとされる神話上の人物。
樫原宮の地もその北の畝傍山の東北に葬られたと記録される天皇陵も室町時代にはその存在が分からなくなっていました。江戸時代に五代将軍徳川綱吉が天皇陵の治定と整備を進め、一度はさらに北にある現在の綏靖天皇陵が定められていました。
ただ、畝傍山から離れていることから疑問の声が起こり、より畝傍山に近い場所に「ミサンザイ」という地名が残っていたところから幕末になって現在の場所に治定されました。
昭和に入って外苑を発掘調査したところ、約2600年前のものと推定される大規模な縄文集落と橿の巨木が発掘され、紀元前660年に即位したとされる神武天皇の神話も必ずしも伝承とは言えない可能性が出てきました。

所在 陵形 皇后
奈良県橿原市 円丘 媛蹈鞴五十鈴媛命