光明皇后陵
聖武天皇陵と寄り添うかのように、ごく近い位置に設けられていますが、聖武天皇陵の手前で北東に分かれる道をしばらく進んだ突き当たりにある陵墓が、病人の救護等を行い、社会福祉の創始者とも言われる光明皇后の陵墓となっています。
藤原不比等を父とする、初の人臣出身皇后となり、これによって藤原氏の地位が確立された。天皇と共に仏教を深く信仰し、皇后の勧めによって国分寺が創建されたといわれる。また孤児・病者の救済を目的とした悲田院・施楽院を設けた。