藤ノ木古墳
2022/11/12
特別見学会
斑鳩町教育委員会発行

   

Katoh さんに頂きました
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直径48mの大型円墳。6世紀後半の築造と推定されています。
「藤ノ木」の名称は所在地の字名に由来するが、法隆寺関係の古文書・古記録によれば、かつては「ミササキ」「陵山」(みささぎやま)などと呼ばれています。また、村人が守って未盗掘であったので、玄室内から大量に出土した土師器、須恵器の年代から古墳時代後期、6世紀第4四半期の円墳であると推定されています。この時期に畿内では前方後円墳の造営が終わりに近づいているのが見えてきます。
埋葬者は、聖徳太子の叔父で蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子と、宣化天皇の皇子ともされる宅部皇子の一説があります。また、崇峻天皇が葬られたという説もあります。