万葉歌碑(中臣女郎)
「をみなへし佐紀沢に生ふる花かつみかつても知らぬ恋もするかも」中臣女郎(なかとみのいつらめ)については「中臣氏の女」ということだけしか分からない様です。女性が名前を名乗らなかった時代の作品です。
中臣女郎が、大伴家持に贈った五首中の一首であり、恋の情を打ち明けている歌と思える。実に技巧を凝らした恋歌である。